小学六年生の時から文通している人がいます。
文通が趣味だと言ったら笑われそうですが。
郵便ポストに手紙が入っていたときのあのワクワク感がいいし
巷にはかわいい文具が溢れているので
新しい便箋を買うのも楽しみ。
ピークには多分10人単位の人と文通してました。
成長とともにほとんどの方とは自然消滅したのだけれど
その彼女とは
大人になってからは大分やりとりが減りつつ
細々と続いています。
ただ、彼女の書いてくる内容は何年も全く同じで
私と同い年であるにも関わらず親への不満ばかりが綴ってあり
返事を書くのが億劫になるほど。
たしなめようが、話題をそらそうが、
こちらが何を書いても同じ答えが返ってくるので
状況的に私への手紙にしか
日常の怒りをぶつけるところがないのでしょう。
だからこそこんなに長く続いているというのもあるし。
今朝も彼女からの手紙の封を切ったら
あ、珍しく親の悪口以外のことが書いてあった。
「桜の咲くのが待ち遠しい」
と。
前回、「幸せというのはごく小さいものでも良いと思うので
何か探してみて」というようなことを書きました。
彼女の小さな幸せはこれから桜が咲くこと。
良かった。
もうすぐだね。
目黒川沿いも、例年通り提灯が並んで、桜を迎える準備中。
年々訪れる人が増えている感じですが
今年も凄そうです。
もうすぐ桜が
この記事を書いた人
Saori Takano
「ここに来て良かった!」と心から言っていただける治療室を目指しています。
鍼灸治療は人対人の相性が重要だと思っています。
来院するかどうか迷っている方は
ざっと眺めていただいて参考にしてくださいませ。