堤未果さんの著作をまとめて拝読中。
日本でも経済格差が確実に進行していると肌で感じるこの頃、
これらの問題は全く他人事ではないと思えて
読み進めながらどんどんどん気持ちが沈むのを感じながら目に留まったのが
「ルポ 貧困大国アメリカⅡ」に出てくる、
日本でビジネスをしていたアメリカ人の、静岡での体験談。
「薬をいくら飲んでも治まらない頭痛が、蒸しタオルで足を包んで
足首にお灸してもらったらあっという間に消えた」
頭痛がそんな些細な行為で治ってしまったことで彼は驚き、価値観をひっくり返され
そして自分のやるべき事に目覚め、帰国して行動を起こす。
タイトルだけ見たらまさかこの本に「おきゅう」が出てくるとは思わないが
自分の世界と向こうの世界が具体的事象でつながった感じ。
物事が良くない方向に向かっていったとしても自分に出来ることは何もない、
と無力感を感じる必要はない。
変化の連鎖を自分が起こす可能性は十分にあるのだと希望を見出す。
というわけで飛躍のようだが、今日もお灸もくもくで。
皆様楽しいゴールデンウィークをお過ごしください。
お灸の力?
この記事を書いた人
Saori Takano
「ここに来て良かった!」と心から言っていただける治療室を目指しています。
鍼灸治療は人対人の相性が重要だと思っています。
来院するかどうか迷っている方は
ざっと眺めていただいて参考にしてくださいませ。