お別れポインセチア

きよら鍼灸院にとって、
いや、
私の生活にとって
大変重要だったお店
フラワーショップ和田 が閉店する と
今日、知りました。
もうさ、
誰に言ったかわかんなくなっちゃったんだけどさ
言ったっけ
うちさ、今月で終わり。
え?
え?
えええええええええええ?!!!!!!!!
いつか和田さん自身が老齢で店を閉める日が来ることは想像していましたが
そうではなく、
ご家族の看病が理由だそうです。
理由が理由だけに
仕方ありませんが
残念という言葉では言い尽くせない寂しさがこみあげています。
開店して35年だそう。
和田さんは母と同じ昭和23年生まれ
ということもあって
生前はよく母も店の前で立ち話していましたが
実際に花を買っていたのはどちらかといえば
私の方で
高校生くらいの頃から
母の日や敬老の日、誰かの誕生日の度に
お世話になってきました。
鍼灸院を始めてからは毎週のように
花を買うようになりましたが
大して繁盛していない小商いで
部屋をいつも花で満たせたのは
全て和田さんのスペシャルサービスのお陰でした。
看病の間
誰かアルバイトを雇ったら?
と訊いてみたけれど
いつまで続くかわからないし
ただ仕入れて売る、ってだけの花屋が増えたけど
僕ってそういうのは
できない性分なんだよね
全部自分でやりたいんだよ
って。
そう。
花の季節とか手入れとか
産地とか、
何でも知ってて
本当に花が好きで、
仏花以外の花に関しては
売れるからというより
自分が好きな花だからという感じで仕入れていたよね。
これ
持って行きなよ
って
おまけでくれたポインセチアを
自転車の籠に載せて。
なんか視界がぼやけるなあ。
来月 お店を一人で片付けるっていうから
手伝わないとね。

この記事を書いた人

Saori Takano

「ここに来て良かった!」と心から言っていただける治療室を目指しています。
鍼灸治療は人対人の相性が重要だと思っています。
来院するかどうか迷っている方は
ざっと眺めていただいて参考にしてくださいませ。