最後はやっぱり手

製薬会社勤務のお客さんと話していて
興味深い話題になった。
薬を生産するのも、最後は人の手だと。
製薬工場は普通の工場よりさらに管理が厳密なイメージがあって
全てコンピューター制御なのかと思ったら
むしろ、人の手が入らないとダメなんだと。
例えば錠剤を覆っている糖衣。
このつけ具合が難しくて、
口に入れてから上手く目的の場所に着いてから溶けるように
糖衣の厚さを調整しなければならないが
最後にベテランがタンクでかき混ぜた糖衣がベストの状態だと。
(ベテランがいない工場で作った錠剤は
最終検査で落ちてしまうロスが出るらしい。
会社にとってかなりの損失だ)
痛いところに貼る湿布、あのパップ剤も、
季節によって剥がれやすくなるとか
肌の弱い人にとって粘着力が強すぎるとか
その時の状況に合わせた練りの匙加減が必要で
その落としどころを上手く調整できるのも工場のベテランさん。
マッサージガンを買った時、面白くて毎日のように使っていたけど

最近は使用頻度が減った。
あの動きに、使っている私の方がちょっと飽きたんだよね。
所詮機械は単調なのだ。
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以上
高野でした。

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この記事を書いた人

Saori Takano

「ここに来て良かった!」と心から言っていただける治療室を目指しています。
鍼灸治療は人対人の相性が重要だと思っています。
来院するかどうか迷っている方は
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