こすずめちゃんと打膿灸

打膿灸をやってみたい、と

瀬谷のすずめ治療院の前田絵理さんが

きよらまで親子で来てくれました。

実際見たことないと一人で挑戦するのは不安ということで。

例の軟膏もあることですし。

施灸はお嬢さんであるこすずめちゃんにやってもらいました。

お母さんと同じ道を志して、現在鍼灸学校の一年生。若者、眩しい〜

やり方は先日の京都で猪飼先生に教わった方法「小指の先くらいのを足三里に直接灸」で、全く難しくはないですが、

そのまま燃え尽きるまで待つのはかなり熱いので、

艾が燃えている間、ツボの両側を指で押さえつけて熱感を緩和させます。

緩和させる時は、京都の実技の時に隣で福島先生がおっしゃっていた「胃の経絡を塞がないように」縦ではなく横側で。

灸痕は必ず火傷になっていますので、

軟膏を塗った絆創膏で蓋をします。

このまま、火傷が完全に治癒するまで

時々軟骨を貼り替えます。

灸痕の大きさにもよりますが

二週間から二ヶ月で完全に塞がります。

火傷を作って化膿させることで白血球が集まり、病への抵抗力がつくとして

昔は専門のお灸処もあったようですが、今となっては、やってくれる場所も受ける人もほぼ無いお灸の方法です。

この日の灸は昔ながらの打膿灸より優しめ(?)サイズだったのですぐに傷も塞がるでしょう。

 

せっかく来てもらったので、ちょっとお灸を練習。

今時の鍼灸学校の実技試験は私の時代より厳しくなっていますね。

胃の六つ灸をお母さんの身体にすえてもらいました。

打膿灸も含め、どんな体調変化があったか、来年の前田さんからの報告を待ちます。

 

 

 

 

この記事を書いた人

Saori Takano

「ここに来て良かった!」と心から言っていただける治療室を目指しています。
鍼灸治療は人対人の相性が重要だと思っています。
来院するかどうか迷っている方は
ざっと眺めていただいて参考にしてくださいませ。