夏休みの日記

今年になって初の山梨。
昨年都内からかの地へ引っ越した旧友に連絡をとり、10年ぶりの再会を果たした。
太陽光パネルに温水システム、
テーブル、床、扉に至るまで無垢材を使用した「天然住宅」仕様のおうち!
家の裏には小川が流れ、
大きな窓から光がさんさんと入る羨ましい限りの心地よい住空間。
震災で「死」を強く意識し、
死ぬ前に理想の家に住みたい!と思って一念発起したそうだ。
玄関先にスズメバチの巣があったけれど、
「蜂の方も住人の顔を覚えるらしいからこのまま放っておくの」
お客にとってはちょっと怖いが
なるほど、巣作りされる度に庭先で重装備をして
玄関先に殺虫剤を撒き散らすより、共存共栄が平和だ。
彼女はこの4年、野菜中心の生活をしてきて
それまで月経痛や皮膚疾患、様々な症状に悩まされていたのが嘘のように治った、と。
絵画教室をやっているので以前は子供達から
インフルエンザその他いろいろ、感染症を頂戴していたが、
それもまったくうつらなくなった。
間食しなくなり、食べたいと思う量自体も減ったそうだ。
10年の溝を埋めるべく
しゃべってしゃべって日付が変わっても尽きず、続きは来月ね、と別れたが
「なんかね、もう、病気にはならない気がするんだよね。
  枯れるように死ねる気がしてる。」
という言葉がずっと私を捉えて離さない。
毎度田舎に来るたびに思うことだけれども、
自然豊かな場所で、菜食・少食で規則正しい生活をしていれば
鍼灸なんていらないんじゃなかろうか。
ぎっくり腰くらいにはなるかもしれないが、
少なくともがんや糖尿病にはなりにくい筈だ。
鍼灸治療院って、都会的な仕事だよな、と確認する夏休み。

↓ ↓ ↓ 彼女のブログを読んでいると、こどもたちにへの深い愛を感じます。↓ ↓ ↓
「こどもアート・ぐるぐるへび」

この記事を書いた人

Saori Takano

「ここに来て良かった!」と心から言っていただける治療室を目指しています。
鍼灸治療は人対人の相性が重要だと思っています。
来院するかどうか迷っている方は
ざっと眺めていただいて参考にしてくださいませ。