にんにく灸に入れるものってなんだろう!

舅の介護をしてくれているおばさんとおしゃべりしていたら、
なかなかドラマティックな人生を送っていて
どの話も笑えたんだけど
私が鍼灸マッサージ師だというと
「あら、私、お灸もマッサージもプロ並みなんだから!」
と言う。
「昔は免許制度なんかなかったからよくやってあげてたわよ!」
(いや、きゅう師の法律は戦後まもなく出来ていたはずなので、
年齢的に無資格営業じゃないかとは思ったけど)
三鷹ににんにく灸で有名な治療所があり、
そこのおばあさんに習ったそうだ。
「そのにんにくのお灸で何でも治ったんだから!」
にんにく灸といえば、スライスしたにんにくの上に粗いもぐさを載せて行う、と学校で習ったが
ニオイ的にも生姜の方が好きなので患者さんにやってみたことはない。
三鷹の治療所では潰したにんにくに「あるもの」を入れて混ぜ、その上にもぐさを置くらしい。
そのおばあさんはすでに亡くなり、施術所もなくなってしまったというので
「あるもの」ってなんですか? としつこく聞いてみたけど
「それはもちろん秘密よ!!」
と教えてくれなかった。
確かに、にんにくを直接肌に載せると肌が弱い人はかぶれそうだから
緩和するものが必要なんじゃないかと思うが
そこをクリアしたら普通の灸よりすごく効いたりして。
教えてもらえないとなるとますます知りたくなる。
戦前からやっていたものとして、
手軽に手に入る材料で今のところ私が思いつくのは小麦粉かそば粉。
特殊な漢方薬とかだったらお手上げだけど
お灸は庶民の味方、小麦粉で結構上手くいくんじゃないだろうか。
今すぐ試してみたいんだけど、まずこの足でにんにくを買いに行くこと自体がメンドクサイのと、
温灸用のもぐさが自宅にない。
今すぐ注文して今月中に小麦粉でやってみるのだ!
ちなみに初対面だっつーのに
「アナタ、上半身のわりに下半身がぶっとくてどっしりしてるわね~」
と、それは褒め言葉かどうか微妙な台詞が・・・

この記事を書いた人

Saori Takano

「ここに来て良かった!」と心から言っていただける治療室を目指しています。
鍼灸治療は人対人の相性が重要だと思っています。
来院するかどうか迷っている方は
ざっと眺めていただいて参考にしてくださいませ。