ひびのこづえさんのワークショップに行ってきました

日曜日、夏前に申し込んでいた区主催の親子の講座へ。
夏にもらっていた案内には「舞台デザイン」と書いてあって
何をするのか色々想像を巡らせていたが
行ってみたら「虫のブローチを作ろう」という題に変更になっていた。
講師がひびのこづえさんでびっくり!
「学生の時大好きでした!!!」と告白。
「今は好きじゃないのね?」と突っ込まれたけど、いや、多分今も好きです!
(野田秀樹の舞台衣装と にほんごであそぼの衣装の他に何してるか知らないけど)
与えられた時間がとても短くて正味1時間くらいなので
何か習うとかきちんと作るとかの余裕は全くないんだけど
かつて憧れていた人と同じ場にいるというだけでテンションが上がる。
小さな画用紙にささっとスケッチして、ひびのさんに見せてOKもらったら
(ダメとは言わず、これはちょっと大変かもね、いいですね頑張って、程度のチェック)
前のスペースに設置されたダンボール何箱分もある端切れの山から
合いそうな生地を少しハサミで切り出してくる。
端切れは素材ごとではなく、色でなんとなく分類されていて
ひびのさんのお宝だそうだ。
「にほんごであそぼ」で使った布も沢山入っているとのこと。
この布たちの色のシャワーを見ているだけで
インスピレーションが湧きそう。
布を留めていく刺し子用の糸は
様々な色が針に通された状態で発泡スチロールに大量に刺さっている。
その糸を一色選んだら、糸が無くなるまではその色だけで
縫うのがルール。
視界の端っこでボランティアスタッフに
参加者が選ぶ時に糸が美しく見えるように
グラデーションできちんと並べるよう指示を出したり、
布の整頓について注意したり、
机の上で使わないものはすぐ片付けるようにアドバイスするひびのさんを追いかけながら、
その言葉の端々から普段のプロフェッショナルな仕事ぶりを想像できるというか、
モノづくりへのこだわりを垣間見られたというか。
声が小さくて静かな分、強いオーラを感じる。
ファンだから私の方で妄想が膨らんでいるというところが大きいけど。
息子は雑巾もまともに縫えないから悪戦苦闘していたが
それでもなんとなく原画っぽくなる。
テーマが「小さな生き物」なのにガイコツを描いたもんだから
「それって生き物じゃないじゃん」
と私が突っ込みを入れ、息子が修正を入れようとしたら
「最初に決めたことを変えなくていいのよ」と。
「良い作品を作るコツは、途中でコロコロ変えないこと。
最初に決めたものに忠実に作ってみる。
自分を信じるということが大事です。」
あ~ あれもやろう、これもやろうと思いつつ
なんだかんだと言い訳して何も取り掛かっていない自分には
物凄く響く言葉だった。
ひびのこづえ 「小さな生きもの研究所」
全体的に低学年の子供ばかりだったので
他のママ達は「内藤こづえ」時代はあまり知らないのかも知れない。
「一緒に写真撮ってください!」というミーハーは私一人だったけど
図々しいだけ?
これ自分のお宝映像にするんだもんね!
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毎月渋谷Loftで同じ講座をやっているらしいので
もう一度行きたいなあ。
息子のガイコツ君。
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私の虫。イメージは「虫ビルディング」なんですけど、
まあどうでもいいわ。とにかく短い時間で集中しなくちゃいけないのは楽しかった。
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この記事を書いた人

Saori Takano

「ここに来て良かった!」と心から言っていただける治療室を目指しています。
鍼灸治療は人対人の相性が重要だと思っています。
来院するかどうか迷っている方は
ざっと眺めていただいて参考にしてくださいませ。