「すごくいい映画なんです!」
という感想を聞いて人生フルーツ
を観に行きました。
新聞記事で読んだことのある、郊外のニュータウンで野菜や果物の育つ庭を慈しみながら暮らす夫婦のドキュメンタリー。
観た方は「理想の暮らしです」
と仰ってましたが
確かにすごくすごく素敵に見えるんだけれども
いやはや、
高齢でありながらあんな風になるべく自分達の手だけで
暮らしを楽しむって
普通に誰でも出来ることではないですね。
だからこそ映画となりえるのだけれども。
人によって感動するところは
それぞれだと思いますが
私は建築家の夫・修一さんの人生を支えきった秀子さんに
映画の間中、ひたすらに感心させられました。
アントニン・レイモンドの自邸に倣ったという津端家の家の作り、
調度品や使い込まれた雑貨類、
津端氏手作りのベニヤの小さな立て札たち、
全部素敵に見え、
ちょっとだけでも真似してみたい。
「30年とか40年使ってる◯◯」なら
私の家にもたくさんあるけど
日当たりが悪い家なので
庭でフルーツは何年経っても無理だな。
「ニュータウンを作った人達は
自分達は住まず、みんな都会に住んで
ここで暮らす人のことは何も考えていない」
という主旨の発言、
本当に的を射ていると思いました。
30畳一間の天井の高い家の暮らし、
Frank Gehryの自宅に続いて
憧れメモに、追加。
人生フルーツ
Life is fruity
この記事を書いた人
Saori Takano
「ここに来て良かった!」と心から言っていただける治療室を目指しています。
鍼灸治療は人対人の相性が重要だと思っています。
来院するかどうか迷っている方は
ざっと眺めていただいて参考にしてくださいませ。