昨年から楽しみにしていたヤン・リーピンの覇王別姫。
発売開始時間に合わせてチケットを取った成果で、6列と書いてあったのですが一番前の席でした!!
今年二番目の嬉しいことです!
楽しみにしていた割には今回 一切何も下調べせず
手元にチラシもなく 覇王別姫 といえば
レスリー・チャンが出てた映画のあのイメージだな…とホールに足を踏み入れると
場内に響くかちゃかちゃという音。
天井から吊るされた大量のハサミがゆっくりと揺れているのが視界に入って度肝を抜かれました。
その数、千本どころではありません。
途中まで数えてやめましたが、二万本だそうです。
二万本の刃物の下で踊るって…
そして開演前から舞台右端で黙々と
白い紙をひたすらハサミで切る切り紙師の女性。
キター!
こういう演出の導入は今回もピナ・バウシュへのオマージュを彷彿とさせます。
漢字を切ってるのがかっこいい。
「静」という大きな切り文字を彼女が掲げて
舞台が始まります。
男性全員見事なシックスパックで
力強く且つ美しい回転技が何度も披露されましたが
合気道ばかりやってるせいで飛び受け身にも見える…
半裸が多いので筋肉Showというか、これ 別に、
覇王別姫というストーリーに沿わなくても良いのでは?
と個人的に思う部分もあり、
私は民族舞踊を前面に出した「シャングリラ」の方が好きですが
それでもやっぱりヤン・リーピンの生み出す世界が鳥肌が立つほど
見るものを心酔させる魅力があることに変わりなく。
日本公演はたった4日間。
ヤン・リーピン本人はカーテンコールにしか出ていませんが
相変わらず美しい。
振付家として、監督として
まだまだ素晴らしい舞台を作り続けてくださるでしょう。
早くも次の来日公演が待ち遠しいです。
久しぶりに今年は他にもダンス、観に行こうかな。
ヤン・リーピンの覇王別姫
この記事を書いた人
Saori Takano
「ここに来て良かった!」と心から言っていただける治療室を目指しています。
鍼灸治療は人対人の相性が重要だと思っています。
来院するかどうか迷っている方は
ざっと眺めていただいて参考にしてくださいませ。