最近、刺絡と吸玉を受けてます

自分に鍼をすることはありますか、とよく聞かれるのでその話。
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大学生の時、スノーボードで右肩を骨折した。
以来、可動域が左に比べて狭くなり、
30代になると結節間溝のあたりが時々疼くようになって早めの四十肩が来たか、と諦めていた。
肩甲骨のあたりで自分の右手左手を上下で組むというのは
気づけば片方しかできなくなっていた。
最近は加齢でどんどん身体が硬くなってきて、
スムーズにできていた側も組むと言うよりは指先同士が触れる程度。
それでも仕事では不便を感じたことはなかった。
しかし、合気道を始めてから
右肩の可動域が狭く、時々引っかかる動きがある、関節が硬いということが
どの技でもネックになって
特にこの夏初段を取って以降、「無駄な力み」のない稽古をしようとすればするほどに
右肩の不自由さが気になるようになってきた。
腱のあたりが疼く時には自分でお灸をするが
動かした時の引っ掛かる感じがなかなか取れない。
根本解決には手技療法がいいんじゃないかと思って
上手そうな先生の整体にも何度か通ってみたりした。
疼きがひどい時には痛み自体は改善されたが
可動域は変わらなかった。
で、やっぱり鍼灸で再チャレンジと思って
最近太極拳でお世話になっているご近所の兪先生のところに行ったら
このように、激しいことに。
吸い玉と刺絡とパイオネックス。

このレベルの跡が残る鍼、吸い玉は、受けている時、もちろん痛い。
終わっても3日くらいは鍼したところも吸い玉の痕も痛い。
痕は10日以上は残る。
けれど、自分で自分の右肩にここまで強刺激できないので
こういう施術をたまに受けるのもありだと思っている。
このやり方は魔法でもなんでもなく、
わざと傷を作って
そこからの回復過程での変化を狙う非常にアグレッシヴな施術。
前回から1週間後、動きの引っ掛かりが少し取れた気がするし
今回の後もっと改善していたらいいなと。
時々続けたら三十年前の古傷に変化が起こせるかも知れないと期待中。
今朝の朝稽古の更衣室では当然ながら
「どうしたのそれ!!」という声と同時に
「私も受けてみたい」という奇特な人も複数いたのがむしろ驚き。
私が刺絡を使うときは寝違えが酷かったり、
頸部の圧痛が激しい場合、
著しく部分的に皮膚の色が悪くて瘀血が酷いと感じた場合、などに限るので
あまりやらないのだけれど
吸い玉の方は圧着の程度を調整すれば
わりと誰にでも受けいれてもらえると思う。
・・・
(ここまで痕の残るような強い施術はやりませんが、
吸い玉や刺絡を受けてみたい方はご相談ください)

祐天寺 きよら鍼灸院

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この記事を書いた人

Saori Takano

「ここに来て良かった!」と心から言っていただける治療室を目指しています。
鍼灸治療は人対人の相性が重要だと思っています。
来院するかどうか迷っている方は
ざっと眺めていただいて参考にしてくださいませ。