今回の熱風は先日オープンしたばかりのジブリパーク特集。
表紙の写真は、なんだかグエル公園を彷仏させるような素敵なモザイクが写っていて
早く行ってみたくなります。
熱風のいいところは
話題がジブリアニメに留まらず、
時に全く私の興味がないものから
知りたかったことまで
縦横無尽なところ。だから全く読んでいない号もありますが・・・
今号の御田寺圭さんの「快適で、そして冷たい社会」は
実に胸に刺さる記事でした。
「赤ちゃんに触らないで」というキーホルダーが多くの人の共感を呼んでいるのは
他人に不寛容になった社会を端的に表している、という内容で、
そんなキーホルダーがあるのも、支持されているのも知らず驚きました。
マタニティマークというも私が妊娠中はなくて、できた時は
ここまでメジャーになるとは思っていなかったのだけれども
赤ちゃんにさわらないでマークも、
今後はあちこちのベビーカーからぶら下げられることになるんでしょうか。
マタニティマークには、それによって配慮してもらいたい事項までは表記されている訳ではないから
接する側の対応に色々と工夫の余地があるけれども
自分の子に触れないでほしいという言葉が声ではなくマークで明記されるというのは、何かとても寂しい。
もっとも、目が悪い高齢者にはマークが識別できないかも知れず、
このマークがテレビで紹介されることによって周知されるのでしょうが。
私の子育ては多くの、その場限りの付き合いの他人様に予想外の形で助けられてきたし、自分もそうありたいと思っていたけれども、
いやはや、親側が必要だと思う時にだけ的確なサポートをする赤の他人なんていう都合のいい老人になれる気も、なる気もしない。
将来はお節介を良しとするコミュニティに自分から所属するしかないのかも知れません。
コロナ禍も相まって仕方ない事象とは言え、
やれやれ。