お線香手作り体験レッスンに行ってきました。
艾は手作りしたことがありますが
お線香は「タブの木の粉で作る」ということしか知らない。
いつかは線香工場見学へ、と思っていたら
港区の仏教伝道教会でお線香の手作り講座があるというのを目にして迷わず申し込みました。
あと二人で締め切るところだったので滑り込みセーフ。
お線香は艾ほどの歴史がなく、
室町時代までは縄の火口とか、火箸で摘んだ艾を火鉢に突っ込んで点火していたらしいのですが、
今はお灸用に太くて折れにくく煙の少ないタイプが出ています。
香道的な意味合いではなく
鍼灸師としての興味から講座に参加しましたが
お線香ってこうやって作るのか、と指先で実感することができて良かったです。
大変なのは練った材料をシリンジで絞り出す作業。
もちろん水が多ければ柔らかくなって絞りやすくなるのですが密度が低いと折れやすい線香になるらしい。
参加者の中で多分一番指の力に自信がある…と言いたいところですが、
途中でギブアップした隣の女性の線香も絞ったら指先が痺れてしまいました。
ああポンコツ中年… 40代は指の力の入れすぎで痺れるなんてことは無かったんですけどね。まあ、明日には治るでしょう。
香りの知識はありませんが、作り方はわかったので、手作りが好きな身としては
友人とか後輩相手に線香手作りの会を開催してみたいと思ったのでした。
経済的には、買った方が断然安いですがね。