鍼灸は何故効果があるのか。これを専門学校では「鍼灸治効理論」の授業で習います。
あれから20年以上が経ちまして
今では鍼って効くよねと思いつつ、自分の「感覚」を軸に施術をするようになり、
習った理屈はほとんどを忘れてしまいました。
で、久しぶりに治効理論をアップデート。
最近の研究結果も交えつつ素晴らしくまとまっていて
教科書の要点が全部この1冊に入ってる感じ・・・ですが
ゲートコントロール理論、あ〜 そうだったそうだった、と思うと同時に
Aδ繊維、Aβ繊維、SG細胞・・・
そのまますうっと頭から抜けていく。
記憶力の衰えが甚だしく、あと数回読み直さないといけない感じですが
「足三里に鍼通電を行った敗血症のマウスは、行わなかったマウスが全て死亡したのに対し
50%が生存」「イタリアの氷河で見つかった5300年前のミイラの61箇所の入れ墨がツボの位置と一致」
など、鍼灸師が正確に知っておきたい話が色々出ています。
施術するばっかりではなく、自分ももっと普段から鍼を受けないとね、という気がしてきました。