開業当時よく使っていた、そしてだんだん使わなくなって
最近再び、愛用し始めた温灸器です。
昔勤めていた職場では「ローラー灸」と呼んでいました。
日本で昭和の頃からある民間療法イトオテルミーに着想を得て作ったのではないかと推測されるのですが、
それよりも太くて、金属先端部分が回転するところが異なります。
今は中国製の類似品がたくさん出ていますが
台湾の小さな会社で作られているこれが個人的にはベストだと思います。
なぜなら重い!から。
他のは金属が薄くて軽いのですが
これは鋳物らしくずっしりしていて
持った感じが好きなのです。
手は疲れますけど。
「モノとして魅力的かどうか」は自分にとって重要ですが
特許マークが刻印してあるのは
この回るベアリング部分のことでしょうか?
仲介してくださった方を通して
色々質問したらうるさがられてしまいましたので
そのうち直接会いに行って社長さんに確かめてみたいところです。
太い線香状の艾を固めた棒に火をつけて中に入れて、
時々灰を落としながら使います。
重さを利用して適度に圧を加えながら温められるので
温灸+マッサージ効果が狙えます。
在宅ワークの影響で足首周りが硬くなっている人が多いのですが
これでコロコロすると人によってはかなり「イタギモ」(痛気持ち良い)です。
肩甲骨内側なんて最高。
自分が受けたい。
私の施術のベーシックは、
「自分が受けたいかどうか」です。
祐天寺 きよら鍼灸院