びわの葉温灸

難病やがん闘病中の方には
自宅で続けることができ、且つ材料費も安いので、
びわの葉療法をお勧めしていますが
最近久しぶりにご依頼があり、
びわの葉温灸を時々しています。
施術には、まず新鮮な葉っぱを用意しておくこと。
なるべく大きい、良くお日様に当たった緑の濃いゴワゴワのものが理想的です。
このゴワゴワの濃い緑面を身体に当て、
上に当て布と紙を敷いて棒灸で押圧していきます。
押しても消えないように棒灸は施術の数分前には着火しておいて
十分に火を起こしておきます。
びわの葉温灸
葉の上に当て布と紙を置いて、患部をじんわりと棒灸で押していく。
鍼ともマッサージとも違う、独特のゆったりとした時間が流れていきます。
受けていただいた後は
脈を診ても顏色や背中の状態を診ても、
かなり気血の巡りが良くなっていることを確認できます。
もぐさの煙に包まれて、施術側も穏やかな気分になります。
びわの葉灸の時は太い棒灸を使うので
かなり煙が出ますので
自宅で行う時に窓全開や換気扇の近くで行うことが難しい場合は
茹でコンニャクを使うのが
手軽で良いかと思います。
身体に当ててもよし、
お茶にして飲んでもよし、お風呂に入れてもよし、のびわの葉。
こんにゃくで温める療法だと臭いもないし
入院中のベッドでも自分で出来ます。
自分でも何かケアしたいと思っている方は是非
びわの葉療法をやってみてください。

この記事を書いた人

Saori Takano

「ここに来て良かった!」と心から言っていただける治療室を目指しています。
鍼灸治療は人対人の相性が重要だと思っています。
来院するかどうか迷っている方は
ざっと眺めていただいて参考にしてくださいませ。